『バクマン。』の感想
お久しぶりです。読子です。
今回は読子が最近ハマったバクマン。という漫画について語らせていただきます。
♦︎あらすじ
主人公である真城最高は小さい頃、漫画家を夢見ていた。しかし、あることをきっかけに漫画家の夢を捨ててしまう。そんなある日、同級生の高木秋人に漫画を一緒に描こうと誘われる。だが、描きたくないからと誘いを断ってしまう。
高木から真城の片想い相手である小豆美保に告白するから一緒に来てくれと誘われる。気になった真城は渋々、高木と合流し、小豆に会いに行くがそれは真城と小豆を会わせるための高木の罠で、告白には別の目的があった。そこで、小豆の意外な夢を聞き、驚く真城は小豆・真城・高木でひとつの夢を誓う。また、小豆と真城は『夢が叶ったら結婚する。それまでは会わないで、メールなどで励まし合ってよそ見せずに夢に向かって頑張る。』という約束しまでしてしまう。好きな女の子との約束を果たすため漫画家を目指す物語が始まる。
♦︎作品の感想
この作品の見所は、『現実的』『独特な絵』だと読子は思いました。
◉『現実的』
主人公が漫画家を目指す過程で、努力=結果に結び付かず挫折し、壁にぶつかるところがとてもリアルでシリアスな展開でした。
漫画家という狭き門を目指す物語なので、挫折がテーマにあるのは予想できるのですが、わかっていても無意識に頑張れと応援してしまうのはやはり現実的なストーリーで、感情移入のしやすさがあったと感じました。
◉『独特な絵』
現実的と書きましたが、物語はそんなに暗いものではありません。それは作品独特のギャグがあり、それが物語全体を明るくしているからです。そしてそれは、内容ではなく絵にあると思います。例えるなら、あそびあそばせ。のような内容が絵を裏切っているような感じです。キャラクターに魅力もありますが、そのキャラクターの個性を最大限に引き出す絵がとても魅力的で、この作品の見どころだと思いました。
♦︎読子の感想(本音)
本音を言えば、小豆美保が可愛いの一言に尽きる作品です。美保ちゃんの髪型可愛いし、お人形さんのような造形に読子は虜にされました。
怒った顔も可愛く、怒られたいと感じてしまうこの気持ちはきっと恋ですね!そうですね!違いますかね??
(閑話)
キャラクターの魅力以外だと努力の大切さを学べるところがとてもよかったです。よく耳にする名言『努力しても成功するかどうかはわからない。だが、成功する奴は必ず努力している。』の通り、努力しても報われないという厳しい現実がうまく描いているこの作品は読んで損はないと思いました。是非読んでみてください。
「五等分の花嫁」という生きる希望が終わってしまった
こんにちは
読子です!
突然ですが
読者の皆様には生きる希望になるようなものってありますか?
希望になるものは漫画・ラノベに限らず、歌、アイドルなど何でもいいです。
読子には希望がいくつかあります。
その一つが「五等分の花嫁」という漫画でした。
~~以下、回想(※スキップ可)~~
読子はあまり心が強くない、むしろ人より弱いので何かで支えていないとすぐ心が折れてしまいます。
読子の心が折れそうな時期が二年前にあり、元気になるための本を探しに本屋に行きました。その時に偶然出会った作品が「五等分の花嫁」という漫画でした。
単行本1巻が発売したばかりでしたが、何か惹かれるものを感じました。購入し、家で読むと読んだことない斬新な設定、ストーリーに魅了されすぐファンになりました。
その日から毎週水曜日の週刊少年マガジンの発売日を楽しみし、水曜日が来ることを目標にして頑張っていました。週刊誌を普段買うことはありませんでしたが、「五等分の花嫁」を読むためだけにこの二年間欠かさず購入していました。(涙)
~~回想終了~~
「五等分の花嫁」が2020/2/19(水)発売の週刊少年マガジンで連載を終了しました。
いろいろ思い出がある作品なので、お話していきたいと思います。
※極力ネタばれはしませんが、ヒントになる可能性があるため読むときは注意してください!!
・「五等分の花嫁」はどんな漫画?
「五等分の花嫁」という漫画は主人公と一卵性の5姉妹による学園青春ラブコメです。
学年1位である主人公ーー上杉風太郎はある日、「勉強が苦手」な生徒の家庭教師を頼まれます。家庭が貧しいため、その仕事を受けることに決めた風太郎ですが、生徒はまさかの同級生である一卵性の5姉妹でした。5姉妹はいろいろ悩みがあり、勉強と真剣に向き合ってもらえず、風太郎とよく衝突をしてしまいます。
勉強を教えるだけではなく、姉妹たち1人1人と向き合っていく主人公の物語です。
この漫画の面白いところは、推理要素があるというところです。
漫画の冒頭は風太郎と5姉妹の誰かとの結婚式から始まります。そこから回想して物語が進んでいきます。そのため、5姉妹の誰が「花嫁」なのか?が物語で重要になります。
伏線がたくさんあり、誰が花嫁なのか?を推理して読むことができる物語になっています。
・姉妹の特徴
昔は見た目も中身もそっくりで仲のいい姉妹でしたが、姉妹の在り方があることをきっかけに変わってしまいました。
長女:中野一花
周りからは大人びた印象を与えているが、本当はどの姉妹よりも堕落しており
生活能力は壊滅的です。しかし、長女として妹たちのことはよく見ており、頼りになります
短髪で、耳にピアスしているのが特徴です。
次女:中野二乃
常にツンツンしていますが、5姉妹が大好きで家族思いです。
髪が長く、蝶の髪留めでツーサイドアップにしているのが特徴です。
ちなみに、読子の推しキャラです(^^♪ ←ここ重要!!
三女:中野三玖
静かな性格で口数は少ないですが、姉妹の中では学力が一番高いです。
ヘッドフォンを常に身に着けているのが特徴です。
四女:中野四葉
すごく活発的な性格で、運動能力が他姉妹より高いです。しかし、姉妹の中で一番学力が低いです。また、嘘をつけないほどまっすぐな性格をしています。
頭にうさ耳のようなリボンをつけているのが特徴です。
天使度は高く、癒しキャラです。←ここほんとに重要!!
五女:中野五月
インテリキャラですが、頭は良くないです。
真面目な性格で、よく主人公とぶつかります。
他姉妹より暴食で、食事に目がないです。
食事するシーンは可愛く、後の空気が悪い描写での救いとなります。
頭に星をつけているのが特徴です。
・感想
この作品の魅力は嫌いな姉妹がいないということです。
ネットの「五等分の花嫁」の感想を読んでいると姉妹ごとにファンがいて、推しの姉妹がいかに可愛いをネット話し合っており、時には喧嘩をしていました。しかし、誰が好きかを話し合っていることはありましたが、どの姉妹が嫌いというのはあまり見ませんでした。普通は、嫌いなヒロインがいると思うのですが、この作品にはいませんでした。
「五等分の花嫁」のような作品はもう二度と読めないと思います。
ただ恋愛をするだけではなく、主人公と結婚するのはどの姉妹かを探していくというのがこの作品の楽しめる要素です。この作品を神という存在にしたのは、作者の秀逸な伏線の張り方と回収の仕方だと思います。
伏線がありすぎると途中でばれてしまいますし、逆に伏線がないと、ただの恋愛漫画になってしまいます。最後まで読者を楽しませることができる伏線を張ことができたのは作者が秀逸であることの証明です。
また、そっくりな5姉妹だから花嫁はわからないという設定はこの作品だからこそできたことで、今後同じような設定の作品は難しいと感じます。また、完成度も高いため、同じような設定があっても、爆発的に売れることはないような気がします。
でも、読子は読みますけど!!
二年間、楽しみをくれて本当にありがとうございました。
少し寂しいですが、次の作品も楽しみにして待っていようと思います。
ご愛読ありがとうございました。
「ようこそ実力至上主義の教室へ」は令和最強のライトノベル
こんにちは、読子です。
今回、紹介したいのは「ようこそ実力至上主義の教室へ」という作品です。
この作品は読子の中でワクワクが止まらない作品で、全未完ラノベの中で一番面白いのではないかと思う作品です。
最強の主人公、実力で成績が決まる学校など厨二心をくすぐる設定に魅力を感じます。
◆主人公は何者?
主人公である綾小路清隆は高度育成高等学校に通う1年生でDクラスに所属しています。
学力テストは平均的、コミュニケーション力も普通(より低め?)であるため
周りからは平凡的な人物だと認識されております。
しかし、実際は頭脳明晰、運動神経抜群、人心掌握に秀でた生徒です。
物語の序盤は目立ちたくなく、平凡に生活したいということから実力を隠しています。
特別試験などではクラスメイトを利用して正体を隠しつつ、試験クリアを目指していきます。
学力、運動神経は底がわからず、実力は測定不能な状態です。
ただ、すべての科目試験の点数を意図してオール50点取ることや、特別試験での知略・戦略は全クラスを出し抜くことから天才であることは間違いないです。
また、不意の攻撃に難なく避けたり、3対1での喧嘩では、圧倒的な暴力で勝利するなど運動神経も天才です。
清隆の性格は最後に自分が勝利していれば、暴力・裏切りなど汚い手段をも使うという過激な考え方を持っています。また、周りのクラスメートのことは利用できる駒と認識しており、友達と思っていないです。
清隆は天才を育成する「ホワイトルーム」という場所で育ちます。
外の世界に興味を持った清隆はホワイトルームを抜け、理事長の厚意で高度育成高等学校に入学をします。
ホワイトルームの環境は過酷で清隆以外の子供は脱落をしています。(詳細は不明)
実力がないものは落ちていく環境で育ったことが清隆の人格形成に影響を与えています。
◆高度育成高等学校って何?
高度育成高等学校は学力、コミュ力などのトータルを「実力」とし、生徒をA~Dランク付けを行い、クラスを分けます。(D<C<B<Aの順で実力が高い)
また、普通の学校である中間試験、期末試験とは別に「特別試験」と呼ばれる学力以外の実力を計る試験があります。この試験ではクラスの順位を決めている「クラスポイント」やお金として使える「プライベートポイント」が支給されるため、クラスランクを上げることもできます。
◆面白さ
清隆の実力を隠している最初は、物語が動くことがないので面白くないかもしれません。しかし、清隆の実力が見えてくる場面では、どれくらい強いのか?を考えさせられワクワクします。また、戦って、負かした相手と仲良くなったり、ライバルになる瞬間は熱くなります。
また、清隆をめぐることで物語が大きく動き出すところでは、もうワクワク度メーターが振り切れて、叫びだしたくなります。
読子はトイレで読書をすることが多いのですが、何回かトイレで叫びました。(笑)
また、普通の学園ラブコメのような恋愛要素、青春コメディー要素があるので、ストーリーが重すぎないので、ラノベのなかでは読みやすいかと思います。
◆総評
現実とは離れた設定であるが、こんな学校があればこんな青春を送れたかもしれないと思えて、少し嫉妬しつつ、楽しめる作品です。恋愛・バトル・青春はジャンプ作品に似ているところがあるので、ラノベ初心者にも受けがいいと思います。
「ようこそ実力至上主義の教室へ」はアニメ、漫画とありますが、ぜひ小説を読んでほしいです。アニメでは、残念ながら尺があるので細かいところがカットされていますし、漫画は清隆の性格が原作とかけ離れているのでちょっと違和感を感じます。
原作は1年生編が終わり、2年生編が最近始まりました。
物語はまだまだ謎が多いので、これからの展開が楽しみです!!
興味が出た方は是非、読んでみてください!
今から読んでハマることができれば
毎月MF文庫の発売一覧を確認して、「ようこそ実力至上主義の教室へ」の新刊が出るかどうかに一喜一憂し、新刊が出ると分かった時には作者のTwitterに感謝を述べて崇めて、発売日までカウントダウンをするラノベ人生が始まるはずです。(え?読子だけ?)
ご愛読ありがとうございました。
変態さんへおすすめするベストライトノベルTOP3!!!
こんにちは!
変態という名の紳士、読子です!
今回は変態が出てくる作品が好きな変態さんが好むライトノベルを紹介していきます。
3位「変態王子と笑わない猫。」
♦あらすじ
横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校二年生。ひょんなことで“笑わない猫像”に祈ったら、心で思ったことがいつでもどこでも垂れ流しになってしまった!人生の大ピンチを救ったくれたのは、クールでキュートな無表情娘、筒隠月子―「頭の先から尻尾の終わりまで撫でまわしたくなる感じの子だなあ」「変態さんですね」「ち、違っ、褒め言葉の一種だよ!?」「裁判沙汰の多そうな変態さんですね」「!!??」とにもかくにも猫像のせいで喪われた本音と建前を奪還しようと、ふたりは協力してアニマル喫茶に行ったり水着を買いに行ったりお嬢様のペットになったり―ん?第6回新人賞“最優秀賞”受賞、爽やか変態×冷ややか少女の青春迷走ラブコメ!
♦理由
主人公である横寺陽人は変態です。
哲学的なことで性を表現することがあり、知的に見えることがあるかもしれませんが
騙されてはいけません。本物の変態さんです。
猫像に建前を取られ、本音を渡されたことで変態度が上がり、学校では「変態王子」という名で呼ばれるようになります。
建前(理性)を失ったことで本来の変態性が発揮され、行動力は高い変態さんになります。変態さんは本音で女の子を(性的に)言葉攻めていくため、その言葉には力強さがあり、どんどんヒロインを攻略していきます。その姿は変態ながら、かっこよく感じられるから不思議です。かっこいい変態コメディを読みたいなら必読です。
ちなみに、月子ちゃんはとても可愛く、読子は妹にしたいと思いました。
妹(二次元)が欲しい変態さんにもおすすめです。
2位「エロマンガ先生」
♦あらすじ
高校生兼ラノベ作家の俺・和泉マサムネには、引きこもりの妹がいる。 和泉紗霧。 一年前に妹になったあいつは、まったく部屋から出てこない。今日も床をドンドンして、俺に食事を用意させやがる。 こんな関係『兄妹』じゃないぜ。なんとか自発的に部屋から出てきてもらいたい。俺たちは二人きりの『家族』なんだから――。 俺の相棒・担当イラストレーターの『エロマンガ先生』は、すっげーえろい絵を描く頼りになるヤツだ。会ったことないしたぶんキモオタだろうけど、いつも感謝してる! ……のだが、衝撃の事実が俺を襲う。 『エロマンガ先生』は、俺の妹だった!一つ屋根の下でずっと引きこもっている可愛い妹が、あの、えっちなイラストを描いていた!? そして俺達兄妹の関係に、超売れっ子美少女作家のライバルも加わって、大変動が起こる!新たなる兄妹ラブコメディ!
♦理由
タイトルで選ばれたわけではありません!!
タイトルはヒロインである和泉紗霧が憧れるイラストレーターからもらったペンネームからきています。しかし、名は体を表すという言葉があるようにこのペンネームを使う紗霧ちゃんはとてもえっちぃ変態さんです。
紗霧ちゃんはイラストレーターをしており、(えっちな)絵を描くことが大好きな中学生の女の子で、あることをきっかけに引きこもりになってしまい、内気な性格をしています。その見た目は肌は白く、容姿は中学生に見えないほど幼く、内気なところは儚いことを感じさせ、天使のように可愛いです!!!!
しかし、騙されてはいけません。
天使は天使でも堕天使です。つまり、変態さんです。
紗霧ちゃんはえっちぃことで暴走しやすく、エロ本を書いて兄である和泉正宗に読またり、無意識に友達の女の子のパンツを脱がせたりして周りを困らせてしまいます。可愛い天使だけどド変態な変態さんが好きな変態さんにはおすすめの一冊です。
余談ですが、この作品はアニメ化(+OVA化)しているんです。
小説でも可愛い紗霧ちゃんがアニメで動くと一層可愛く見え、読子的にはもうprprしたくてt...(自主規制)。
1位「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?」
♦あらすじ
俺、桐生慧輝はある日、差出人不明で自分宛てのラブレターを見つけた!その場の状況から差出人の可能性がある人物は所属している書道部の関係者たちの巨乳で美人な先輩、素直な子犬っぽい後輩、距離感の近い同級生、兄想いの妹(はありえないか)の内の誰かということに。正直、誰に転んでも良いことしかない!けれど意気揚々と中を確認しようとしたら、そのラブレターにはなぜか女の子のパンツが添えられていて…。ま、まぁそんなことはどうでもいいよね。とにかく差出人をこの四人の中から見つけ出さなければ!待ってろ、未来の俺の彼女!!そして後日、俺はあの日のぬか喜びを後悔することになる―。
♦理由
どの作品よりぶっちぎりで変態性が高い作品です。
変態の数と質だけなら、この作品を超えるものはないと思います。
でも、愛せる作品なんです。変態でも可愛ければ、愛せるんです!!!
物語は主人公である桐生慧輝が無記名のラブレターと一緒においてあった
パンツの持ち主(シンデレラ)を探すことから始まるというところからもう察するレベルの変態ストーリーです。でも、この作品のすごいところはストーリーだけではなく、キャラクターも何かしらの変態性を抱えているというところがすごいです。つまり、変態さんがたくさんいます。しかも、度し難い変態性を持っています。今まで出た変態さんたちは「シスコン」「ロリコン」「ドM」「ドS」「腐女子」「露出狂」「盗撮魔」「匂いフェチ」「NTR」「百合」「女装」「ブラコン」「眼鏡フェチ」があります。
どの女の子がどの変態さんなのかは、ぜひ読んで確かめていただきたいです... 。
出てくる女の子は大変可愛いです。でも、かなりの変態です。しかも、まともなキャラが一人もいないという作品なので、アブノーマルな作品を求める方にはぜひ読んでもらいたい作品です!!!
ちなみに、読子は8巻で登場するNTR属性の女の子が好きです。もうね、エロいです!!この作品にでる変態キャラクターたちはなぜか嫌いになれず、むしろ好きになれるんです。もしかしたら、読子はNTR属性が大好きなのかもしれませんね。
いかがだったでしょうか?
少しでも、興味を持っていただけたら幸いです。
皆さんも是非、読んだ見てください。
ちなみに、3作品ともアニメ化していますので、アニメを観ることもお勧めです!
ご愛読ありがとうございました。
『青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない』の感想
こんにちは!読子です。
本日紹介するのは『青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない』です!
◆総評
・ストーリー :★★★★☆
・面白さ :★★★★☆
・キャラ可愛さ:★★★★★
青春ブタ野郎(通称:青ブタ)シリーズは全シリーズ読破するほど、
筆者が愛している作品の1つです!
その最新刊が2020年2月8日に発売しました!!
鴨志田一先生は青春ラブコメを書く天才だと筆者は思っております!
前作「さくら荘のペットな彼女」もそうですが
青春まっさがりな少年少女の悩みが主軸となって
恋愛・友情・夢を甘酸っぱく感じれる物語です。
筆者は鴨志田一先生の作品を読んで
「恋愛」「友情」「夢」とは何かをそれぞれ考えさせられました。
答えはありませんが、何気ないことを考える機会をくれたことに感謝しています。
(閑話休憩)
今作の見どころは
・新しいヒロイン?たちの登場
・主人公とヒロインたちの関係
・広川卯月の悩み
・霧島透子の謎
です。
・新しい女の子たちの登場
今作で新しく登場した女の子は2人います。
まず、主人公ーー梓川咲太と同じ大学に通う美東美織(国際商学部)です。
冒頭の合コンでは狙っている男子が多いことや咲太から美人と認識されるほど
容姿は大変可愛いらしいです。(原作イラストも最高に可愛らしかったです。)
性格は大人しく、真面目でありながら、ユーモアがある会話を
する印象がある女の子でした。
作中で多くは登場してきませんが、主人公に「思春期症候群」について聞いてくるなど謎が多くあるので、今後の話に絡んできそうな感じでした。
もう一人は赤城郁美という咲太の中学時代のクラスメイトです。
咲太とは構内で三年ぶりに出会ったときに挨拶をした程度で
特に会話をしたわけではないようです。
作中ではほとんど出てきませんが、意味なく出てきたとは思えませんので
今後の物語でキーになると予想しています。
・ヒロインたちの現在
桜島麻衣は咲太と同じ大学に通っており、恋愛も順調に続いていました。
もう恋人っていうより、人妻レベルの安定感があります。
芸能の仕事も順調で、多忙な毎日を過ごしているようです。
咲太と会える時間が少ないため
会った時のテンションの高さや甘えている描写がとても可愛かったです。
古賀朋絵は高校3年生になっており、レストランでの仕事も継続しています。
咲太の妹ーー梓川花楓がアルバイトとして入ったので
先輩という新しい立場で頑張っています。
先輩と後輩ということがあり
花楓と朋絵の仲が深まっているように感じました。
双葉理央は咲太とは別大学に通っており、理系の大学に進んだようです。
咲太と同じ塾講師のアルバイトを始め、子供たちに理科・数学科目を教えています。作中では、咲太が思春期症候群で悩んだ際に、塾で相談されており、咲太のサポート的立場はあまり変わっていませんでした。
梓川花楓は咲太と朋絵が働くレストランでアルバイトを始めたようです。
朋絵から仕事を教えてもらい、順調に成長しています。進路は咲太と麻衣が通っていた峰ヶ原高校を進学することを目標にしており、毎日勉強も頑張っている描写がありました。
広川卯月はスイートバレットというアイドルグループのリーダーです。
咲太と同じ大学に通っており、咲太とは花楓のお兄ちゃんという友達とは言えない曖昧な関係です。
今作では卯月の悩みが主軸として物語が進んでいきます。
・広川卯月の悩み
普段は明るく、周りを引っ張っていく存在でしたが、空気が読めていないという面があることに気づき、悩んでしまいます。また、ソロデビューの話もあり、スイートバレットのメンバーーー豊浜のどかと衝突してしまいます。
この悩みにより思春期症候群を引き起こし、空気を読めるようになりましたが、それにより、広川卯月という個性を失ってしまいます。卯月は周りの意見を気にしないで前だけ見て進める個性があり、その姿勢が周りから評価されてリーダーという立場を任されたのかもしれません。しかし、周りに意見を気にするようになったことで、後ろを振り返るようになりました。
その結果、スイートバレットの夢であった「武道館に行く」というのは現実的ではないのかもしれないと考えます。そのストレスで、声が出なくなってしまい、ライブに参加できなくなってしまいます。
しかし、スイートバレットのメンバーがライブをする姿を見て、「みんなと武道館に行きたいから私が連れていく。みんなも私を連れて行ってほしい」とファンとメンバーに伝え、自分の気持ちを優先して悩みは解消されます。
・霧島透子の謎
霧島透子という人物の名前が作中で何回か登場します。
歌の動画を配信していますが、顔などは不明であり、謎が多いです。
動画にて、卯月が顔出ししたことで、霧島透子=広川卯月となり、ソロデビューの背中を押すことになりました。
しかし、物語の最後に卯月が立ち去る姿を見送っていた咲太に霧島透子と名乗る女の子が登場したため、霧島透子=広川卯月ではない可能性が出てきたところで物語は終了します。
以上が物語の内容になりますが、今回は伏線が張られるための話が多く、まだまだ謎が多いです。
一番の謎は思春期症候群です。卯月の思春期症候群は最後まで治っていません。前向きに考えれるようになったことで悩み自体は解決しましたが、空気が読めるようになったことはそのままです。また、今までの思春期症候群のような奇抜さがなく、みんなが一度は悩む道のような感じなので、ほんとに思春期症候群なのだろうか?と思ってしまいます。その変化も今後は何か伏線なんかもしれません。
次巻が楽しみです。
皆さんも青春ラブコメ読みたいなと思いましたら
是非、一度は読んでみてください。
ご愛読、ありがとうございました。
幼なじみが絶対に負けないラブコメ(電撃文庫)1巻の読んだ感想
初めまして!読子と申します!
趣味(ライトノベル、アニメなど)のことを不定期で書いていこうと思いますので、よろしくお願いします!
2019年7月8日に発売した「幼なじみが絶対に負けないラブコメ」1巻を読みましたので
感想をつらつらと書いていきたいと思います。
◆総評
・ストーリー :★★★☆☆
・面白さ :★★★☆☆
・キャラ可愛さ:★★★★☆
筆者は読む前、幼なじみを甘く見ており、「絶対負けない」なんてありえないと思っていました。
なぜなら、大抵の幼なじみキャラって負ける法則があるので、、。
例えば、
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 田村麻奈実
とかですね。恋愛において、幼なじみは引き立て役でメインヒロインにはなれないというのがラブコメのお決まりです。
しかし、この作品の幼なじみは一味違いました。
歴代のラブコメでも、ここまで最強の幼なじみはあまりいないのではないでしょうか。
というのは、知略で主人公を落とし、ライバルヒロインを蹴落としていくというまさかの腹黒設定でした!
PVで水瀬いのり様、佐倉綾音様を抜擢されただけことはありますね!
(閑話休憩)
1巻では2人のヒロインーー志田黒羽、可知白草が登場します。
最強の幼なじみである志田黒羽は、テンプレな幼なじみキャラです。
主人公のことを何でも知っている、お世話してあげている感じはどこの世界観(ラノベ)にいる幼なじみと同じです。ただ、主人公がいないときは知略を回して、主人公に恋するように迫っていきます。物語の最初で、黒羽は主人に告白をして振られてしまいしますが、1巻の最後には、主人公の初恋相手である白草を破り、見事主人公から告白されるように持っていきます!!さすが黒羽様!
ですが、その告白をなぜか黒羽は「ヤダ」の一言で振ってしまいました。(えぇ・・・)
予想ですが、告白を振った主人公に同じ思いをさせたかったのではないかと思います。
最強というより、ただ腹黒いだけなような気がsーーいや、なんでもないです!
可知白草は主人公の初恋相手の女の子として登場します。
主人公とは同じクラスですが、クールな性格で周りと関わろうとしないため
主人公を含め、誰も近寄りません。
そんな白草は小説家です。
ある日、「告白祭」(高校の文化祭)で、主人公が役者をする舞台の台本作成をお願いされて承諾します。
それをきっかけに話すようになったことで、白草が主人公の役者時代に出会った女の子であることがわかります。それがきっかけで、小説家を目指すようになったことも明かされます。
実は白草も幼なじみで、主人公のことが大好きというまさかの展開でした!
主人公のことは「スーちゃん」と呼び、もうデレデレな状態です。はい。
そんな白草ですが、主人公に告白するも、1巻の最後で主人公が黒羽を選んだことで振られてしまいます。
ですが!!黒羽が告白を断ったことで、復活して猛烈なアピールを再開し、黒羽と喧嘩しています。
主人公であるーー丸末晴は小学校のころ役者をしていました。
役者時代は天才といわれ、有名人だった末晴ですが
憧れていた母の死により、役者ができなくなり引退をしました。
引退後、引っ越した家の隣が黒羽家だったことがきっかけで黒羽と出会います。
高校1年生になったころ、白草の小説に感動し、偶然出会った白草に小説の感想を伝え、話したことをきっかけに恋心を自覚します。
片思い相手である白草がイケメンと付き合っているという話を聞いて、落ち込みますが
黒羽に励まされ、イケメンと告白祭の舞台で勝負することになります。
母の死がきっかけで、役者ができない末晴ですが、黒羽と特訓をすることで乗り越えます。
結果は末晴の勝ち。(お決まり)
末晴が困っているとき、いつもそばにいてくれた黒羽の大切さに気付き
告白祭で、白草ではなく黒羽に告白します。(※ 黒羽の作戦通り)
それにより、黒羽に対してトラウマが植え付けられてしまいました。
(閑話休憩)
1巻は黒羽の勝利でしたが、なぜか振るという展開でした。
筆者は読んている最中に、驚きすぎて叫んでしまいました。
キャラの構成、ストーリーの構成はよかったのですが
オチが納得できないと思った作品でした。
2巻での物語の展開が楽しみになる終わり方でしたので
次巻に期待しましょう!
皆様も興味があれば、是非読んでみていただければと思います。
ラブコメ好きにはたまらない作品であることは保証します!
ご愛読ありがとうございました。